ドコモプラダフォンは、DOCOMOと人気の高級ブランドPRADAのコラボ携帯です。iモード・iアプリに対応していますが、ワンセグは未対応です。ドコモプラダフォンの気になるお値段は、実勢価格で１０万円ほど、特徴や機能も紹介します。
ドコモプラダフォンが、６月１日に発売されますね。プラダフォンは、高級ファッションブランドのPRADAと韓国のＬＧ電子が、企画段階から
共同で開発した携帯電話です。２００７年３月にヨーロッパで発売され、現在世界４０カ国での販売累計は８０万台ともいわれている人気
商品です。
ドコモプラダフォンは、５月に日本向けの投入がプラダとＬＧ電子から発表され、販売窓口はＮＴＴドコモと公表されました。
ドコモは、２００７年度についにシェアが５０％を割り込み、番号ポータビリティ（ＭＮＰ）後は言わば一人負けの状態でした。４月に「新
ドコモ宣言」を行い、新たなブランド戦略を目指すドコモにとって、ドコモプラダフォンは救世主となるかもしれません。
ドコモプラダフォン
の気になるお値段は、実勢価格で１０万円前後になるようです。さすがはプラダといった所でしょうか。ドコモショップではバリューコースの
分割払いがあるので、頭金を３万円くらい払えば最新の９０６シリーズと同じくらいの支払額でドコモプラダフォンをゲットできますね。
ドコモプラダフォンの機能で特徴的なのは、タッチパネル方式の採用でしょうか。３インチのフル画面タッチパネルは操作性もよく、日本語
予測変換機能を備えているので、文書作成がスムーズに行えます。マイクロソフトのオフィスドキュメントビュアーも装備し、スタイラスペンも付属されて
いますから、モバイルパソコン感覚で使えますね。
ドコモプラダフォンのカメラレンズは、ドイツシュナイダー社公認の２００万画素の
ものです。３インチのワイドＴＦＴディスプレイで、綺麗な画像を楽しむことができます。ですが、ワンセグには対応していません。大きさが
98.8×54×12ミリとコンパクトなので、まるでipodでも持っているかのようです。
ドコモプラダフォンは、iモード・iアプリ・ｉチャンネル
iモーション・着うたフル・デコメといったドコモの人気サービスに対応しています。通信速度はドコモ最高クラスの、FOMAハイスピードの
7.2Mbps対応です。モバイル機能としても充実しているといえますね。
ドコモプラダフォンの１０万円という価格は、高いのでしょうか。付属品は、皮製のオリジナル携帯ケース・オリジナルボックスパッケージ・
スタイラスペン・液晶クリーナーです。プラダですから、オリジナル携帯ケースだけでも２万円くらいと言われてもおかしくはありませんね。
高級ブランド志向の高い方にとっては、当たり前の値段なのかもしれません。
携帯電話の機能面での差別化は、限界にきているともいわれます。
ドコモでも、ハイスペックなシリーズ・電話機能に特化した「らくらくフォン」・シンプルなモバイルやカメラ機能のシリーズなどと住み分けて
います。それぞれの機能については、従来のスペックアップという形か、アプリケーションの追加で差別化しています。これは、auやソフトバンクも
同様ですね。ドコモプラダフォンのような、ブランドとのコラボレーションというのは差別化の新しい形でしょう。高級ブランドだけでなく、
キャラクターやスポーツブランドなどさまざまなコラボの方向性がありますね。ドコモプラダフォンの売れ行きが気になります。
