衛生管理士という資格
衛生管理士は、労働安全衛生法により定められた資格者です。常時50人以上の労働者が働く事業所では、法的に衛生管理士の設置が義務
付けられています。国家資格試験は、財団法人安全衛生技術試験協会が厚生労働省の指定期間となって実施しています。試験は毎月1回から
3回程度実施されます。この試験に合格して、都道府県の労働局長の免許の交付を受けると、安全衛生管理者として活動できます。
衛生管理士の仕事は、安全で健康な職場作りの助けとなり、労働者の労働安全衛生に対する教育を行うことです。会社によっては、管理職の
資格要因としている場合もあるようです。
最近はコンプライアンスの遵守などが企業に求められていますが、衛生管理士は人材不足となって
います。そのためか各種試験対策講座が開設され、通信講座もユーキャンなどで行われているようです。時代のニーズといった所でしょうか。