簡易保険とは
簡易保険は、正式には簡易生命保険といって、郵政民営化が行われた2007年10月1日以前に契約が行われていました。簡易生命保険方
に基づき、政府による保証がついています。簡易保険は「かんぽ」や「kampo」の愛称で親しまれ、郵便局で契約や請求ができるため人気の
商品でした。
郵政民営化後は、かんぽ生命保険に保険業務が委託され、事務業務はそれまで通り郵便局に委託されました。かんぽ生命保険
は民間の生命保険会社ですから、保険業法によって保険商品の契約を行っており、新たな簡易保険の契約は行っていません。簡易生命保険法
自体も、郵政民営化にともない廃止されました。民営化以前に契約した簡易保険は当然有効ですが、保険金額や期間・特約内容の変更はできなく
なっています。簡易保険は、誰でも加入し易くなるように保障に対する掛け金を低く抑えてありますから、現在契約中の簡易保険は、
解約しないで満期を待つのが賢明でしょう。