プチうつは、軽度のうつ症状です。憂うつで意欲がわかないといった精神的不調や、頭痛・不眠・食欲不振といった症状を伴います。プチうつのチェック法や予防法・対策・解消法や、クリニックでの診断を紹介します。
プチうつは、軽度のうつ症状です。医学的には軽症うつと呼ばれますが、軽症といっても体の不調を訴えるサインであることに違いはありません。
プチうつの症状は、憂うつで意欲がわかないとかイライラする・悲観的に考えてしまうといった精神的な不調があります。身体的には、
食欲が無いとか不眠・頭痛といった症状がでますが、精神的な症状よりこちらが先に表れることが多いようです。ですから単なる体調不良と
誤解してしまい、うつ症状を自覚できない傾向があります。
プチうつのチェック法としては、体の不調に加えて精神的な不調が表れたら
疑ってみるとよいでしょう。「心の風邪」とも呼ばれ５人に１人は体験しているといわれる症状ですから、前向きに対策を行えば問題ありません。
逆に、自覚しないまま予防や解消法をしないで放っておくと、本格的なうつ病になってしまう可能性もありますから注意しましょう。
プチうつは、脳内のノルアドレナリンとセロトニンという神経伝達物質の分泌が不足することで発症するといわれています。その原因となる
のが、疲労とストレスです。十分な休息やリラクゼーションを行えないことで、脳の神経伝達のバランスが崩れることが原因と考えられています。
完璧主義な人・責任感の強い人・自分にも他人にも厳しい人・考え込む人、こういった人は心が休まらずストレスを溜め込みやすいです。
几帳面な人・頼まれると断りきれない人・面倒見のよい人、このような人は忙しくて体が休まりません。仕事が忙しく、上司の注文が多く、
それでもきちんと仕事をこなしていく・・・このような人はプチうつになりやすいタイプかもしれません。
いずれにしても基本的な原因は
疲労とストレスですから、対策としてはゆっくり休むことが一番です。また普段からそのように意識していれば、プチうつの予防にもなります。
プチうつの解消法としては、気分転換という方法があります。なかなか休めない、これは現実だと思いますので、気分転換することでストレスを
解消するのも１つの手段です。
気分転換には３つのパターンがあります。まずは発散型です。カラオケなどは典型的ですが、運動やショッピング・
ドライブ・気ままなおしゃべりなども発散型の気分転換です。つぎに没頭型。趣味や読書・料理・創作作業などが、このパターンですね。
あとはリラックス型です。リラクゼーションは、プチうつ解消には最適かもしれません。入浴やアロマテラピー・マッサージ・ヨガ・ストレッチ
などですね。
プチうつ予防には、意識を変えるという方法もあります。仕事の環境を改善する意識を持ったり、思考法を変えてみたりする
ことで、ストレスを減らせば良いのです。それでも解決できず、また２週間以上症状が続くようでしたら、クリニックでの診断を受けることを
おすすめします。プチうつは、脳の分泌系の病気ですから治療は必要です。
